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76 仕事ができる人は幸運を招く

76 仕事ができる人は幸運を招く

 

仕事には運がつきもの

 

仕事において運のいい人は確かにいる。同期で入社しても最初のうちは同じような仕事をしていても、5年10年と経てば役職が1 ランク以上違うことがある。この差は年を追うごとに一層はっきりと現れてくる。かたや後輩を指導しながら、自分の仕事もきちんとこなし、一方は相変わらず上司からの注意を黙って聞いている状態である。

 

また同じような仕事をしていても、配属された部署、所属する派閥、学閥によってもその後の昇進に差が出ることもある。昇進は役職と共に報酬に反映される。

 

昇進したものは更に期待され、やる気に満ちてバリバリと仕事をこなしていく。出世街道から外れたものは後輩と一緒に同期の上司に指示を受けながら日々を過ごすことがある。開き直ってその場に止まるか、耐え切れず自ら職を変えることがある。会社が苦境に立てば真っ先にリストラ候補に上がるのは、うだつの上がらない中高年者である。

 

どんな会社に就職し、どんな職場に配属になり、どんな上司、仲間と働くかによってその後の人生は大きく変わる。八方美人であれば仲間から足を引っぱられ、みんなと同様にしていれば個性とやる気を出せと上司から檄が飛ぶ。

 

なんとも悩ましい限りであるが、運がある者はどんな職場であろうとスイスイと障害物を潜り抜け、楽しそうに仕事を行い多くの報酬を得ていく。

 

宝くじ当選者は運を持っている

 

実生活において運が試されるものに宝くじがある。1等が当たれば億万長者になれる。当たる確率は限りなくゼロに近いが全くゼロではない。毎回何百人が1等を当てている。いつか自分にその番が回ってくると信じている。

 

宝くじを当てるにはこれまでに当選した人の話しが参考になる。

購入する店は南東の日当たりが良く店員が明るい店で購入し、ビニール袋から出し黄色や金色の布に包んで神棚に上げておくもしくはそっと机の引き出しに入れておく。連番よりバラ買いで、体調を整え、購入日にひらめく数字が入っている番号のくじを求める。これらの行動は風水に基づいた行動であるが、限りなくゼロに近い数字をどこまで高められるか疑問である。

 

さらに当たらなかったとしても諦めることなくとにかく買い続け、他人より多く買い続けることだという。たく

さん買えば当たる確率は高まるので、理に適っているが購入金が続くか心配である。

 

宝くじといえば期待値は4 割くらいである。宝くじを全部買い占めたとして、得られた当選金は4 割にしかならない。6割は運営経費、社会奉仕に使用されるので、当たることを夢見ながら社会貢献していると思えば良いといわれるが納得は得られない。

 

宝くじの当選金は非課税になるので税金はかからない。集まったお金が社会貢献に充てられるので、更に税金をかけたらダブル課税になる。

 

また当選者は5 年以内に自己破産者になるともいわれている。身の丈に合わないお金を持つとお金により人生が振り回されてしまうということだ。そのため1,000 万円以上当たった人にはお金との付き合い方を伝える冊子が渡される。お金に振り回されることになれば、宝くじにより悪い運を引き寄せたことになってしまう。

 

昔話の教え

 

昔話には正直者で、心優しく人に親切にしていればやがて報われて幸せになり、意地悪く欲深いものはやがて罰を受けるという話は数多い。こぶとりじいさん、桃太郎、浦島太郎、花さかじいさんなどに共通する。

 

立身出世した偉人達の伝記にも若い頃は苦労を重ねやがて偉人になる美談は数多い。このような話は日本だけに止まらず、海外においても同様である。ディズニーストーリーでは見た目はともかく心美しいものは、やがて王子様が現れハッピーエンドを迎える。

 

現実は正直者がいい子でただ待っているだけではなかなか幸運にはめぐり合わないものだ。多くの者が同様に考えていれば、自分のところに王子様が現れる可能性は少ない。王子様の前に自ら足を運び何らかの行動を起こさなければ、出会いもないし認められることもない。

 

幸せになる条件として正直者、心優しいことは必要条件ではあるが、十分条件ではないようだ。プラスアルファの行動をしたものが幸運を得ると思われる。昔話においても勇気を出して鬼の居場所に出向き、鬼を成敗して名を上げた。

 

タフなビジネスマン

 

コンサルタントとして全国を飛び回っている友人がいる。

コンサルタントは物を売るビジネスではない。顧客にノウハウを提供して報酬を得る商売である。形がないので相手に伝わりづらいところがある。彼に言わせれば、提供するのは情報なので持ち歩く手間がないという。

 

同じサービスでも1万円でも高いとみる顧客がいれば、50万円でも安いとみる顧客もいる。価格は顧客が決めるが、より高く買ってくれる顧客を選択するのは自分である。それならば高く買ってくれる顧客を探していけば良いことになる。

 

彼はコンサルタント業を始めてまだ間もない。以前は大手企業の役員を務めていた。会社トップの交代により人事異動がなされ支店長、やがて平社員にまで降格した。

 

それでも成績は群を抜いていたのが、トップの気に入らないところだったかもしれない。やがて朝出勤し

たらデスクがなくなり退職に至ったのである。

職を失えば当然収入もなくなる。それだけでなくかつて役員までしていたので、実力もプライドも備えていただろう。会社に良かれとしたことも経営方針の違いから退職に至れば、精神状態はボロボロになって当たり前である。自分を降格させ、退職に追いやった役員を恨んでも当然だと思われる。

 

ところが彼は変わっていた。役員をしていたときは従業員に給与を払うために日々売上を気にしなければならなかったが、平社員になれば自分の売上向上だけに力を注げばよい。やがて退職となればこれまで得た知識とノウハウを基に自らが描くビジネスができるという。

 

自分と家族が食べるだけならば、得意な仕事を行い、好きなときに仕事をして休みたいときに休むことができる。人を雇うことがなければ管理業務も発生しない。他人の人生を背負うこともない。

 

自分を退職に追い込んだ役員に対して恨むどころか、難しい仕事を自分の代わりに引き受けてくれたくらいに思っている。退職して落ち込むどころか自由が得られたことで、ますます元気になったようだ。傍から見ていると過去に引きずられることなく、前しか見ていないようだ。

 

リストラに合うことは不運と考えることが普通に思われるが、彼はリストラを幸運が舞い込んだかのように受け止め生き生きしている。このような人は珍しいと思えるが、受け止め方次第で幸運にも不運にもなる。

 

そんな彼に将来の夢を聞いたところ、早期退職をして老後は悠々自適に暮らすことだという。老後に新たな生き甲斐と収入を得るために一生働こうと考える多くの人とはここでも異なる。

 

コンサルタント業の顧問先は前職時の縁であるが、顧客にするには智恵と工夫が必要である。新たな運を引き寄せるには素直で、前向きで、研究熱心が必要になると思われる。彼にはピンチがチャンスに変わってしまうのだろう。

 

長野日報土曜コラム平成24年12月22日掲載

有限会社テヅカプラニング 手塚英雄

 

 

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